DE-N60WV(日立)と、NH-D603(パナソニック) の違いを比較しました。
DE-N60WVとNH-D603の違いを比較したところ、まったく違う点が4つ、微妙に違う点が5つありました。
まったく違う点
1.価格
2.ドア開閉方向
3.中が見えるか
4.使い捨て紙フィルター
微妙に違う点
1.消費電力
2.乾燥時間
3.音
4.運転コース
5.重さ・サイズ
以上計9点の違いを挙げましたが、基本的機能は同等ゆえ、意外にこういった相違点が決定打になるかもしれません。
以下違いの詳細をまとめました。
>>日立DE-N60WVの口コミや機能・特長はこの記事でご紹介しています
>>パナソニックNH-D603の口コミや機能・特長はこの記事でご紹介しています
DE-N60WVとNH-D603 日立・パナソニック衣類乾燥機6㎏の違いを比較
DE-N60WVとNH-D603の違いをまとめました。
両方比べてみても決定的な違いは無く、大体において似ています。
とはいえ細かな点で差異がありましたので、「まったく違う点」と「微妙に違う点」の2つに分けてご紹介します。
まったく違う点
価格
DE-N60WV(日立)
楽天 約58,000円
Amazon 約57,000円
NH-D603(パナソニック)
楽天 約63,000円
Amazon 約68,000円
目安として楽天とAmazonの価格(2022年7月時点)を調べてみたところ、DE-N60WV(日立)の方が約5千円~1万円程安くなっています。
価格を最重視するならDE-N60WVでしょうね。
ドア開閉方向
DE-N60WV(日立)は左開きに対して、NH-D603(パナソニック)はドアの開閉方向を変更することができます。
これにより、NH-D603は置き場所の自由度が広がるメリットがあります。
洗濯機の上に設置するならそれほど気にならないかもしれませんが、それ以外の場合、これがけっこう重要なポイントになるかもしれません。
中が見えるか
DE-N60WV(日立)は乾燥機の中が見えませんが、NH-D603(パナソニック)は真ん中に窓があり中が見えます。
NH-D603はコインランドリーのミニ版といった風情です。
使い捨て紙フィルター
DE-N60WV(日立)はありませんが、NH-D603(パナソニック)には専用の使い捨て紙フィルターがあります。
これを使えば、乾燥後のフィルター掃除の手間が軽減されるメリットがあります。
基本別売りですが、本体購入時に付属品として5枚ついてきます。
微妙に違う点
消費電力
DE-N60WV(日立)
強 1180W
弱 710W
NH-D603(パナソニック)
強 1390W
弱 860W
「強」「弱」共にDE-N60WV(日立)の方が低いです。
とはいえ、両方共に電気代はそれほど気にならないといった口コミが多いことから、それほどこの違いに敏感にならなくてもいいのではと感じました。
乾燥時間
乾燥にかかる時間、乾燥時間の目安をメーカーサイトからまとめました。
乾燥時間の目安 | DE-N60WV | NH-D603 | 室温20℃、ヒーター「強」 |
約6.0kg | 約3時間20分 | 約3時間40分 | (●)+タオル8枚、バスタオル3枚、作業服(上下)2組 |
5 kg | 約3時間10分 | ||
約 3 kg | 約2時間 | 約2時間10分 | (●)+パジャマ(上下)2組、ワイシャツ2枚 |
2 kg | 約1時間40分 | ||
約1.6kg | 約1時間15分 | (●)靴下5足、ブリーフ4枚、長袖肌着4枚、ブラウス3枚 | |
1 kg | 約1時間10分 |
DE-N60WV(日立)の方が乾燥時間が短いです。
日立は消費電力といい乾燥時間といい、地味に堅実に頑張っていますね。
とはいえ、衣類の種類、量など条件次第で乾燥時間は左右する事から、両方の口コミを見る限り、それほど体感の違いは無いように感じます。
乾燥時間の目安、ひとつの参考基準としてみればいいでしょうね。
音
乾燥中の音の違いはそれほど無く、機能などに違いがあります。
DE-N60WV(日立)のドラムにはクッションが付けられています。それにより衣類のボタンなどのぶつかり音をやわらげ静音性を高めています。
一方NH-D603(パナソニック)は、2層構造のステンレスドラムを採用し、乾燥中の稼働音を低減しています。
どちらも音が思ったより静かで気にならないという口コミが多かったです。
運転コース
基本的な乾燥はどちらも「標準」コースを選べばいいのですが、それに加えて、衣類の種類や状況に応じたコースがそれぞれ搭載されています。
DE-N60WV(日立)の「標準」コースは普通・薄物の衣類、厚物、毛布など、衣類の質と量を検知して乾燥します。
一方、NH-D603(パナソニック)は「標準」コースの他に、乾きやすい衣類と乾きにくい衣類が混ざっている場合の「厚物」コース、
ふとん・毛布へ対応する「ふとん・毛布」コース、シワを少なく仕上げる「ワイシャツ」専用のコースが搭載されています。
NH-D603は細かい気配りが感じらるのが好印象ですが、逆に、「標準」コース一つで対応するDE-N60WVはすごいともいえます。実際DE-N60WVに対して不満などの口コミは見あたりませんでしたからね。
そしてDE-N60WV(日立)には、熱に弱いデリケートな衣類のために、ヒーターを使わない「風乾燥」コースが搭載されており、衣類に応じてヒーターか風か、乾燥方式を選ぶことができます。
運転コース、乾燥機能はDE-N60WV、NH-D603共に共通点が多いですが、以上のように搭載されているコースに若干の違いがあります。
重さ・サイズ
DE-N60WV | NH-D603 | |
重さ | 約26kg | 約24kg |
高さ | 670mm | 680mm |
横幅 | 630mm | 634mm |
奥行 | 516mm | 499mm |
扉開いた時 | 921mm | 909mm |
DE-N60WV(日立)の方が約2㎏重いです。
口コミでは、男の人で1人で運んで設置したという方も多くいましたが、洗濯機の上側に専用ユニット台に取り付けて設置するとなると、力に自信の無い方などは業者に頼んだ方が無難かもしれません。
本体サイズは、高さと横幅は若干DE-N60WVの方が小さいですが、奥行、扉を開いた時の長さはNH-D603の方が少し短いですね。
以上、「まったく違う点」4つと「微妙に違う点」5つにわけて、DE-N60WV(日立)とNH-D603(パナソニック)の違いを比較してみました。
この違いを踏まえた上で、どっちが自分に向いているのか、それを次にみていきます。
DE-N60WVとNH-D603 日立・パナソニック衣類乾燥機6㎏ どっちがおすすめ?
DE-N60WVとNH-D603の違いからみて、それぞれどんな人におすすめなのかまとめました。
DE-N60WVがおすすめな人
- 基本機能等がそれほど違いがないなら価格が安い方がいい
- 消費電力は少ない方がいい
- 乾燥時間が早い方がいい
- 大切な衣類を乾燥させるコースが有る方がいい
- 本体は少しでも軽い方がいい
NH-D603がおすすめな人
- ドアが右開きじゃないと困る、又は、自由に向きを変えたい人
- 中が見える方がいい
- 使い捨て紙フィルターが有る方がいい
- 衣類の種類別に専用のコースが有る方がいい
- 奥行サイズが少しでも短い方がいい
電気代や時間については問題にするような口コミも少なく、選ぶ基準としては決定代にならないように感じます。
どちらもおさえるべき基本的機能はおさえていますから、安い方がいい、日立が好き、安心、信頼できるといった方はDE-N60WV(日立)。
自由に扉の開く向きを変えられる方がいい、中が見える方がいい、使い捨てのフィルターが有る方がいい、パナソニックが好き、安心、信頼できるといった方はNH-D603(パナソニック)。
そんな選び方でも問題ないように感じました。
その他では、洗濯機と同じメーカーだから選んだという方がいました。専用ユニット台で洗濯機の上に取り付けられるメリットがあるからです。
これなら排水も洗濯機につなげることができるので楽です。ただ高齢の方の場合、洗濯物の出し入れがきつくなるかもしれません。
DE-N60WVとNH-D603 日立・パナソニック衣類乾燥機6㎏ 共通の機能や特長
DE-N60WVとNH-D603の共通の機能や特長をまとめました。
乾燥容量
DE-N60WV(日立)、NH-D603(パナソニック)ともに6㎏、特に違いはありません。
使いやすさ
簡単シンプルでわかりやすい
1~2度使えばなんとなく感覚的にわかるような感じです。
仕上がり
- タオルや衣類がふわふわになる
- しわにならない
- においが気にならない
両方共に干した後より仕上がりがいいといった高評価の口コミが多かったです。
乾燥機能・運転コース
- 洗濯物の除菌効果を高め生乾きの衣類を除菌する除菌(75℃)コースがある
- 洗濯物を干す前にシワを取るコースがある
- 時間を決めて乾燥できるコースがある
- ヒーターの強弱を衣類の種類によって切りかえられる
色
DE-N60WV(日立)、NH-D603(パナソニック)ともにホワイトのみ
DE-N60WVとNH-D603 違いの比較まとめ
以上、DE-N60WV(日立)とNH-D603(パナソニック) の違いを比較しました。
DE-N60WVとNH-D603の違いは、まったく違う点が4つ、微妙に違う点が5つ、計9つありました。
■まったく違う点
1.価格
2.ドア開閉方向
3.中が見えるか
4.使い捨て紙フィルター
■微妙に違う点
1.消費電力
2.乾燥時間
3.音
4.運転コース
5.重さ・サイズ
これらの違いで判断するのも、気に入った信頼できるメーカーを選ぶのも、洗濯機と同じメーカーを選ぶのも、DE-N60WVとNH-D603どちらも高評価の口コミが多数有りましたから、ありではないかと思います。